チバニアンの露頭前には、およそ78万年前の海底で生きていた、貝や虫の巣穴などの化石を見ることができます。当時この周辺が海の底にあったこと、そしてそこには多くの生命が息づいていたことを彷彿とさせてくれます。お越しの際はぜひ彼らの痕跡に触れてください。

貝化石

 河床の岩盤をよく見ると、写真のような貝の化石がそこかしこに見られます。巻貝を縦や横に切った状態のもの(①②)、二枚貝の断面(③)など、様々な形をしています。中には真珠層の美しい輝きをそのまま放っているものもあり、78万年も前のものとは思えません。

 河床ではなく、流れ着いた石の表面にも貝の化石がついているものがあります(④)。こちらはどこの地層からはがれたものかわからないので時代はわかりませんが、石に埋まっているので観察しやすいです。そして次の増水でまたどこかに流れて行ってしまうものもあります。一期一会の出会いを楽しんでください(写真④の化石は今はもうありません)。

生痕化石

同じく岩盤を見ると、様々な細かい模様のようなものがたくさんついています。これらは岩の模様ではありません。貝の化石と同じように78万年前の海底に生きていたウニやワーム状の虫(ミミズやゴカイを思い浮かべてください)の巣穴や這い跡です。この辺りは当時水深500m以上だったといわれています。深海にこんなにも多くの生き物がいたのかときっと驚かれることでしょう。①~③は昔海底に生息していた無脊椎動物の巣穴の化石です。

※貝化石も生痕化石もビジターセンターに写真や解説が展示してあります。

お越しの際はぜひご参考にしてください。

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